« 鎌倉大町界隈 (19) | トップページ | 鎌倉大町界隈 (21) »

2014年12月26日 (金)

鎌倉大町界隈 (20)

B14122501

「辻町」へ入ると、直ぐ右手に、この町のランドマークを観る。
「辻の薬師堂」と云う。
元は明治二十年代に、裏手を走る横須賀線の開設で、
廃寺となった、真言寺院、医王山・長善寺の境内だった。
本堂が取り壊され、薬師堂だけが残ったのだ。
B14122502
此処には、鎌倉では珍しい平安仏が伝わっている。
素朴な一木造りの、本尊・薬師如来立像だ。
脇侍の日光、月光の両菩薩、鎌倉期作の十二神将など、
現在は、全て「鎌倉国宝館」に収蔵され、常時拝観出来るので、
お薦めである。
そもそも、大町の外れ、海岸寄りの「辻町」に、
平安仏が残る由縁は何なのか。鎌倉に頼朝が入るかなり以前、
父親の義朝の舘が在った頃の話だろう。
横須賀線の線路を渡ったところには、嚢祖・頼義が、
勧請したと云う「元八幡社」[鶴岡由比若宮)もある。
当時は、最寄りの海岸線に古東海道が通っていたと想われるから、
既に、都市的な場の萌芽があったのかもしれない。
B14122503
堂横に並べられた石塔類。
中世の五輪塔も混じっているようだ。
横須賀線の踏切手前で踵を返し、小町大路を戻って、
次は、大町の東側を探索してみよう。
(捨身 Canon G1X)

|

« 鎌倉大町界隈 (19) | トップページ | 鎌倉大町界隈 (21) »

歴史(中世史)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 鎌倉大町界隈 (19) | トップページ | 鎌倉大町界隈 (21) »