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2014年12月28日 (日)

鎌倉大町界隈 (22)

B14122701

さらに大町小路を進み、二つ目の時宗寺を探すも、
通り過ぎてしまう。もしやと引き返し、目を凝らしてみれば、
普通の住宅のように観えていたのが、その寺なのだった。
「別願寺」(べつがんじ)と云う。
時宗寺に有り勝ちな、末枯れ方だろうか。
もとは真言寺院だったが、住僧が一遍の弟子になったのを機に、
弘安年間(1278~88)に時宗へ改宗したようだ。
室町期には、鎌倉公方の帰依を受け、鎌倉府内では、
屈指の時宗寺院に発展する。
B14122702
境内に入り、大町小路側を振り返ったところ。
路上からは判り難いのだが、左手に細長い墓域がある。
B14122703
永享の乱(1439)で憤死した、公方足利持氏の供養塔と伝わる、
石造多宝塔が残っている。高さ3mを超える、なかなかの石塔だが、
時代はやや古く、鎌倉後期へ遡る。
基壇の蓮華文様などは、極楽寺の忍性塔に類似しているので、
同じ石工集団の手になる可能性もあろう。
B14122704
例によって、片隅に集められた、多数の五輪塔、宝篋印塔、
層塔などの残欠へ魅かれる。多くは中世のものだろう。
(捨身 Canon G1X)

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