« 青梅の観音へ参る(25) | トップページ | 青梅の観音へ参る(27) »

2015年1月30日 (金)

青梅の観音へ参る(26)

B15012903

近世青梅宿の中を歩行しながら「裏宿の七兵衛」の、
物語について、想いを廻らしてみる。
伝承では「百姓七兵衛」と呼び、農民となっているが、
筆者はそう採らない。
通常、百姓身分なら、姓を持つ。
つまり、彼は姓を持たない身分だったと考えるのだ。
では、百姓に召し使われる下人所従、あるいは、
使用人、小作人だったのか。否、そうではないだろう。
七兵衛は青梅宿の西外れに、屋敷を構え、
宿内に、何か所も田畑を持っていたと云うから、
極貧どころか、富裕であった可能性がある。
もとより生業も、農民だけではなかったはずだ。
やはり、山の仕事、中世世界以来の、
「杣」(そま)に関っていたのではないか。
どうも「盗賊」とは、結び付き難いイメージが浮かぶ。
「裏宿」と云う字名にも惹かれる。
「裏」とは「宿の奥」の意味だとする説があるようだけれど、
これもしっくりこない。筆者は「宿の外の宿」と取りたいのだが。
とまぁ、今宵はこのくらいにしておこう。
週末とあって、何人ものランナーに往き合う。
今年の「青梅マラソン」は来月十五日だそうだ。
B15012901
立派な米屋さんの前を過ぎる。
蔵が付き、なかなかの風情だ。
B15012902
お茶も扱っているようだ。
青梅は「狭山茶」の産地に隣接しており、茶畑が目立つ。
当地では、自家用に栽培する家が多いと聞いた。
(捨身 Canon G1X)

|

« 青梅の観音へ参る(25) | トップページ | 青梅の観音へ参る(27) »

歴史(中世史)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 青梅の観音へ参る(25) | トップページ | 青梅の観音へ参る(27) »