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2015年3月10日 (火)

足柄山中の天狗棲む寺へ(10)

B15030901

二つ目の踊り場で、右に折れると、ついに最後の石段が現れた。
これが迫力十分なのだ。一気に、三百五十余段と云う。
一寸、眩暈に襲われ、左右の「天狗たち」が、
「ドヤ顔」をしているように観えたのは、決して誇張ではなかろう。
やれやれ…登るしかないようだ。
B15030903
石段に取り付く。
斜度もある。
急がず、かと謂って、
グズグズはせず(後述のようなことに遭わない為にも)
足下を確かめ、しっかりと往こう。
B15030902
何処かで「道了」が此方を窺っているのだろうか。
仏神、物の怪の類から「見られる」と云うこと、
中世世界では、これほど怖ろしいことはなかった。
つまり、一方的に「結縁」され兼ねないことにほかならず、
もとより、目出度き「仏縁」ならいいが、
「悪縁」ならば「付き纏われて」厄介この上ないのだ。
仮に「見られても」「見返して」「相見る」ことは、
「結縁」が完了してしまうから、禁忌である。
やはり、より強力な仏神(=より祟りが強いことでもある)
に縋り、その「結界」の内に入って、「無縁」の状態に身を置き、
「悪縁」を断ってもらうしかないわけだ。
B15030904
漸く、ここまで登ってきた。
結構な高度感だ。
(捨身 Canon G1X) 

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