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2015年3月29日 (日)

足柄道を辿る(15)

B15032701

「山の神曲輪」(やまのかみくるわ)は、足柄明神故地の、
「明神曲輪」より西へ続く、尾根上にある。
内部へ分け入ると、各所に、何段にも別れた平場と、
土塁、空堀跡が走っているのがよく判る。
B15032702
足柄城には、主な曲輪が七つあったと云う。
これらの曲輪は、峠の尾根に連なる頂を削平して築かれ、
其々「土橋」(通路)で連絡し合い、土塁、空堀を廻らす。
古道は、各曲輪の間を縫うように通っており、
常時、見下され、監視出来る構造になっているわけだ。
一旦、事が起これば、足柄道を遮断するのは容易であろう。
B15032703
各地の山城跡の例に漏れず、当城も、夏は藪の中のはずだ。
晩秋から早春(ちょうど今頃の季節だ)が山城探索の好機である。
空堀跡を挟んだ、向こうの平場に、石祠を見つけた。
往ってみよう。
B15032704
曲輪の名称の由来となった「山の神」の祠と伝える。
中世の山城が、街道を取り込み、地主神を取り込んで、
縄張り(筆者は結界と看做している)される、典型と謂っていい。
(捨身 Canon G1X)

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