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2015年3月31日 (火)

足柄道を辿る(17)

B15033001

本丸(一の曲輪)の中程、鬱蒼と照葉樹が茂った一角に、
「玉手ヶ池」と呼ばれる湧水がある。
現在は殆ど枯れているが、
かつては、滾々と湧き出ていたらしい。
これほど高い頂きで、突如、豊かな泉に出逢う。
是まさに、足柄明神が示し給うた、
不可思議な功徳に他ならず…
中世の旅人には、そう想えたに違いない。
おそらく、古代から、この湧水の存在は知られており、
峠越えのルートが設定されたのではあるまいか。
麓の人々にとっても、雨乞いの聖地だったようだ。
B15033002
足柄城は、理想的な「水の手」を取り込んで築城された。
水の恵みは、もとより、城が独占することはなく、
路傍まで引かれ、往還する人馬の渇きを癒したのだろう。
仮に事が起れば、直ちに、道も、水も押さえられるのだ。
B15033003
足柄峠の両側の町で、こんなイベントをやっている。
次の「九月第二日曜日」の「領地争奪綱引き合戦」まで、
この本丸は「相模之国南足柄領」ってわけか。
(捨身 Canon G1X)

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