« 足柄道を辿る(4) | トップページ | 足柄道を辿る(6) »

2015年3月19日 (木)

足柄道を辿る(5)

B15031801
伊豆箱根鉄道・大雄山駅前から、足柄峠方面の路線バスが、
出ているが、峠上へ至るバスは週末の朝夕のみで、
しかも冬季は、運休ときている。
通常は、峠の登り口「地蔵堂」が終点なのだ。
差し当たって、終点まで乗り、あとは徒歩に頼るしかない。
バスは暫し、関本宿内の県道78号線を進む。
中近世の関本宿は「上、仲、下」に分かれ、
比較的大きな宿だったと想われる。
古代へ遡れば「坂本駅」(さかもとのえき)と呼ばれ、
延喜式にも、他の駅より多い、駅馬二十二頭、
伝馬五頭を置くとある通り、「大駅」であったようだ。
B15031802
現在の県道は、ほぼ古道に沿い、
各所で重なったり、交差したりしている。
山道に入って「矢倉岳」も間近に迫ってきた。
B15031803
「静岡県境まで6.6㎞」の表示。
足柄峠は、もとより、相模国と駿河国の境目であり、
同時に「坂東」(謂うまでもなく、足柄峠の坂の東側の意味だ)
への入り口でもあるわけだ。
鎌倉期に箱根山の「湯坂道」が拓かれるまでは、
諸道の中で、最重要と云ってもいい幹線道路だった。
B15031804
「地蔵堂」に着いた。
ここから、いよいよ「異界」へ足を踏み入れて往く。
(捨身 Canon G1X) 

|

« 足柄道を辿る(4) | トップページ | 足柄道を辿る(6) »

歴史(中世史)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 足柄道を辿る(4) | トップページ | 足柄道を辿る(6) »