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2015年4月11日 (土)

足柄道を辿る(28)

B15041001

「本地堂」(聖観音堂)脇の石仏群だ。

宝冠、天衣、与願印、持物蓮華と、

典型的な「聖観音」の像容を示す。

右端は合掌で「三十三観音」内の一体かもしれない。

いずれも端正な造りである。

B15041002

既述のように、足柄明神社の本来の正面と参道は、

足柄古道そのものに沿っているわけだが、近代に入って、

県道側に参道を造ったようだ。

観るからに作為的で、全く景観にそぐわない。

しかも登り難くて往生した。不自然な傾斜と、

コンクリートで固めてあるので、転倒の危険がある。

頂上の木立が「本地堂」と本殿が鎮座する社叢だ。

B15041003

「新参道」からの眺望。

もとより、古道からのそれと、比べようもない。

明治期の神仏分離で、足柄明神社の祭神が大幅に改変されて、

「アマテラス、ニニギ、ヤマトタケル」となり、

なんと、元来の主神たる、由緒正しき「坂の神」=足柄明神が、

外されてしまったのだ。

名称も「足柄神社」となる。当然のことながら、住民の反発を生じ、

峠の故地に石祠を建て、再び足柄明神を祀るということがあった。

往々にして、現状の「神社」の「正体」とは、こんなものである。

探索に際して、十分留意の要があるのは、謂うまでもない。

B15041004

足柄明神社の真ん中を突っ切って、さらに峠へ続く足柄道。

この先も、かなり、古道を辿ることが可能なのだが、

とりあえず、今回の探索は此処までとしよう。

もう一寸触れたい事もあるが、次の機会へ譲る。

ご容赦を…

(捨身 Canon G1X)

…………………………………………………………………

*追伸 一息入れるの為、投稿を暫時休み、爾後再開します。

      その間はツイッターにて。

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