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2015年5月30日 (土)

小野路宿にて(3)

B15052901

「小野路宿」は、多摩丘陵の狭い谷戸に立地するので、
集落の直ぐ裏まで、山が迫っている。
由って、他の宿跡のように「宿裏」を彷徨う愉しみが少ない。
でも「布田道」を一寸登って、農家の納屋裏から、
宿の表を覗いてみた。
束の間だけれど、木曽の山中に居るような気分に浸れる。
折しも新緑が眩しく、悪くない風情だった。
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「小野路宿」の古民家群だ。
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前述の理由で、敷地が限られ、戸数も多くないが、
例外なく蔵を備え、往時の富裕ぶりが窺える。
「小野路宿」は、江戸後期、大山参りの流行に伴い、
最盛期を迎える。
当地を通る街道は、甲州道中の府中宿と、
江戸の赤坂、渋谷を経て、大山へ至る「矢倉沢往還」
すなわち「大山道」のメインストリートの、
伊勢原・粕谷宿を結ぶ、極めて重要な間道だった。
しかも、同じ甲州道中の調布、八王子からの支道が、
交差し、さらにその先の川越街道、日光街道、
或いは東海道へも、接続していたわけだ。
B15052904
近藤勇、土方歳三ら、新撰組関係者を支えた、
宿名主、小谷鹿之助屋敷前に至る。
現在は資料館(月二回のみ開館)になっているようだ。
(捨身 Canon G1X)

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