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2015年6月 8日 (月)

小野路宿にて(12)

B15060701
万松寺の門前、六地蔵脇には、石祠二基、
そして「万松寺道」と標された石柱を認める。
つまり、今辿ってきた、小野社尾根の小径は、
参道であり、古道であった可能性が高いわけだ。
B15060702
境内に入ると、まず「榧」(かや)の古木が目に付く。
樹齢四百年ぐらいは、往くであろうか。
もとより「榧」は香木、あるいは仏像の材となる霊木だ。
B15060703
万松寺の開山は、鎌倉末期の元徳二年(1330)と云う。
臨済宗建長寺派(北条氏が最初に開山)に属するからか、
同派の寺院に、どうも鎌倉の主、北条氏、或いは足利氏の、
影がちらつくのは否定出来ない。
同時期、武蔵国守を務めたのは、金沢北条氏、
守護職と共に、北条得宗家の指定席だった。
同国中に、北条一族の所領が散りばめられていたはずで、
彼らの足跡が当地に残っていたとしても、驚くには当らないのだ。
B15060704
境内裏の尾根斜面に広がる墓域。
最奥部に歴代住持の墓所を見つける。
その中に、中世(室町中期以降か?)の五輪塔が、
一基混じっていた。
やはり、この寺には、
中世世界の小野路宿へ入り口が隠されているかもしれない。
(捨身 Canon G1X)

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