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2015年6月12日 (金)

小野路宿にて(16)

B15061101

「小野路城址」直下を通る尾根道を、やや東(小野路宿方向)へ、
戻ると、崖下に小さな泉がある。「小町井戸」と呼ぶ。
都を落ちた、彼の「小野小町」が当地で病を得たが、
この井戸の水で、平癒したと云う伝説が残る。
彼女は、小野氏の人と想われているので、小野姓を称した、
横山党の絡みで、このような物語が生まれたのであろうか。
「小野路」の地名も、戦国期以前は「小野地」或いは「小野池」
と表記されていたらしい。古代の武蔵国「小野郷」は、
府中の一宮(現多摩市の小野社)辺りと云われていたから、
「小野郷」へ至る道が通じる場所、即ち「小野路」となった、
とする説もあるが、些か後付けの感も否定できない。
一寸気になるのは、付近に「池」の付く「小字」が多いことだ。
谷戸奥に「小野の池」なんて、あったのかもしれぬ。
いずれにせよ「小野」の名は残るわけで、
古代小野氏の支配地域と、何らかの関りは認めていいだろう。
B15061102
「小野路城址」を降り、再び作業小屋の前を通って、
B15061103
さらに西へ、尾根道を辿ってみた。
今は、鬱蒼と樹木が茂って居るが、中世世界では、
土がむき出しの、丸坊主に近い状態だったろう。
町屋が建ち並んでいた可能性だって有り得る。
まぁ、その理由については、後述しよう。
B15061104
いつの間にか、道は舗装され、切通しが観えてきた。
(捨身 Canon G1X)

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