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2015年6月14日 (日)

小野路宿にて(18)

B15061301

小野路宿の西側、小野社先の、谷戸と尾根上には、

網目状に小径が走り、どうもその中に、

古道のルートが隠れているようなのだ。

だが、それが中世世界の、所謂「鎌倉道」かどうかを、

指摘するのは難しいだろう。

おそらく、この辺りを古道が通り、その遺構が地下に

埋もれていたとしても、難しいことだ。

小野社下から、万松寺門前に至る、谷戸の山裾を通る参道は、

最近まで生きていた、古道と認めていい。

問題は「小野路城址」と「小町井戸」の間を通る道だろうか。

中世前期の領主居館の前面を中世古道が通るケースは多いし、

城の「水の手」とされる「小町井戸」も、古道沿いに置かれる、

人馬用の泉の跡と考えれば、同様の例は、よく見つかるものだ。

従って、上記の区間を古道のルートと捉えると、

近くに、中世前期の「宿」(小野路宿の前時代の)が在っても、

(現在は樹林に覆われているが)おかしくないことになるわけだ。

B15061302

来たりし方を振り返ってみたところ。

右手へ登って往く道は、この先で、もう一度右に折れ、

クランク(筋替え)を呈して居る。

B15061303

切通しを抜けると、紫陽花が待っていた。

鎌倉の山中みたいだ。

B15061304

さらに、鬱蒼とした照葉樹が二本、その裏に小祠が垣間観える。

クスノキか、或いはタブノキか。

古木らしい。一寸気になるな。

(捨身 Canon G1X)

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