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2015年8月 8日 (土)

説経節「をぐり」を読む(34)

B15080701

〽富士の裾野をまんあがり(=真直ぐに上る意味か)
小栗を乗せた土車は、富士を望みながら過ぎる。
をぐりの絵巻に描かれた富士は、中世世界の宗教観に基いた、
頂が三峰に分かれた姿である。
描かれた時代とそう離れておらず、興味深い。
B15080702
霞で隔てられているから、中世の東海道は、
一寸離れた海岸沿いを通っていたのだろう。
鳥居下の流れは神田川か。
藤沢・遊行寺のお上人も手を合わせ伏し拝む。
B15080703
さて、富士川を渡ったところで、
お上人たち時衆は、物言わぬ小栗に、
「さらばさらば」と別れを告げ、藤沢目指して下らるる。
これより先の道中、往き遇う人々の善意だけが頼りだ。
「えいさらえい…」
(捨身 Canon S110)
……………………………………………………………………
*あまりにも暑いので、
 暫時、断続的に夏休みを頂くかもしれません。
 その間はツィッターにて、ご容赦を…

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