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2015年8月21日 (金)

伊豆の国にて(6)

B15082001

主屋の正面、式台玄関より、表門を望む。

江川邸内には「韮山代官所」も置かれていたので、

通常の土豪的な名主屋敷の様式に比べて、

武家的な性格が強いようだ。

この式台玄関も、外側に千鳥破風を備え、格式の高さが窺える。

大名の家老並みの結構と云うことで、

大河「篤姫」のロケでも使われたそうだ。

B15082002

玄関左手の「控えの間」は展示室になっている。

室内各所の柱には、手斧(ちょうな)槍鉋痕が認められた。

江川邸の主屋は、慶長期(1596~1615)の創建と考えられるが、

実際は、中世(室町後期)の用材が多用されてるのだ。

おそらく、桐生の彦部家のように、中世の武家住宅を元に、

拡張と改築を重ねた結果と想われる。

その間、火災に遭った記録が無いのも、稀有なことだろう。

B15082003

玄関右手の十八畳は「塾の間」と呼ばれ、

幕末期に、洋式砲術が講じられていた。

人気の志士(長州の久坂玄瑞や桂小五郎ら)も生徒だったと、

説明を受けるところだ。

(捨身 Canon EOS M3)

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