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2015年10月14日 (水)

伊豆の国にて…つけたりとして(2)

B15101301

「御練り」の先頭が観えてきた。
錫杖を持って、地を叩き、大音声(警蹕)を発しながら、
「露払い」が先導する。
行列に先だって、路上に潜む邪霊魔物を払うのが、彼らの役目だ。
中世世界では、祇園祭りのように、
特定の職能者が務めるのが決まりだったが、
現代は、氏子の青年たちがその役をこなす。
顔を白く塗り、化粧を施すことで、魔を払う霊力を持つ、
人ならぬ「異類」を装うのであろうか。
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「露払い」を差配する「鼻高天狗面」を被った異形の神。
二俣に別れた「神木」で、地面を突いて進む。
天孫降臨の際、先導して「道案内」をしたと云う故事に因み、
後に「道」の守り神、或いは「賽の神」「道祖神」と、
習合したと考えられる「猿田彦」である。
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「朱傘」を差し掛けられた「翁」(大夫)と、
「黒式尉」(くろきのじょう→こくしきじょう)
「千代」(千歳のことか)ら、演納者たちが続く。
もとより「朱傘」は、高貴なる者の印しだ。
B15101304
鳥居をくぐる「翁大夫」
さすがに緊張感が漂い始める。
一寸、此方を視遣る眼差しが印象的だった。
(捨身 Canon EOS M3)

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