« 伊豆の国にて…つけたりとして(5) | トップページ | 伊豆の国にて…つけたりとして(7) »

2015年10月18日 (日)

伊豆の国にて…つけたりとして(6)

B15101701

「頭屋」(とうや)と云うのは、祭礼を差配する、
世話役のような役目だが、中世世界の惣村以来、
鎮守社を支えていた「宮座」を構成する「おとな」の中から、
一年交代で選ばれることが多かった。
三福熊野社の場合、「翁大夫」を演じる、
村内の嫡男を出した家の、当主が務めるようだ。
(後ほど、詳細が判明したら、補足するとしよう)
まず、「頭屋」が、舞台上の座を占める、
演能者、地方、地謡(じうたい)二人、地区の代表者たちに、
御神酒の杯を勧めるところから始まる。
B15101702
「翁大夫」へ一献。
隣の「黒式尉」「千代」にも、杯は廻ったが、
もとより未成年のため、口を付ける所作のみだったので、
ご心配なく。
やはり父子だと想う。どことなく風情がね。
B15101703
中世世界なら、「宮座」の「上臈」(年寄り)たちだが、
今では、差し詰め、自治会役員の皆さんと云った感じか。
「頭屋」の方は、終始威儀を崩さず、堂に入っていた。
文句無く、いい顔していたな。
B15101704
杯が二巡した後、一斉に衣擦れを響かせ、
「地方」が後方の壇上へ昇って、着座する。
空気が張りつめて往くのを実感する瞬間だ。
(捨身 Canon EOS M3)

|

« 伊豆の国にて…つけたりとして(5) | トップページ | 伊豆の国にて…つけたりとして(7) »

民俗」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 伊豆の国にて…つけたりとして(5) | トップページ | 伊豆の国にて…つけたりとして(7) »